Transparency & Integrity

AI利活用に関する
ガイドライン (AI Policy)

テクノロジーの進化と誠実に向き合い、 お客様へ最高の価値と安心をお届けするための、私たちの約束です。

制定日:2025年12月01日

はじめに

Our Vow in the AI Era

株式会社WELT(以下、「当社」といいます)は、クライアント様へ提供するビジネス価値を最大化するために、生成AI技術を積極的に活用していく方針を採用しています。

テクノロジーがかつてない速度で進化を続ける現代において、生成AIは、もはや避けて通ることのできない社会インフラとなりつつあります。この不可逆な社会変革の中で、当社は「AIの影響をゼロにする」という非現実的な約束をするのではなく、「AIとどのように向き合い、どう制御しているか」を透明性を持って開示することこそが、プロフェッショナルとしての真の誠実さであると考えています。

これに基づき、どのような環境・体制・倫理観のもとでAI技術を適用しているかを明文化し、安心して制作をお任せいただくためのお約束として、本ガイドラインを制定しました。またこれからも必要に応じて改善し、アップデートしてまいります。

制作環境と
技術基盤

Security & Infrastructure

当社は、高度なセキュリティ基準を満たす法人向けエンタープライズ環境の「Google Workspace」と生成AI「Gemini for Google Workspace」を採用しています。

エンタープライズ・セキュリティ

金融機関や政府機関でも採用される世界最高水準の暗号化技術とアクセス管理により、情報の機密性が担保されています。

データの学習利用禁止

法人契約に基づき、入力するプロンプトやアップロードするデータが、GoogleのAIモデルの学習に利用されることは一切ありません。

生成AIの特徴

高度な推論とマルチモーダル能力があげられます。膨大な分量のテキストだけでなく、画像、音声、コードを同時に理解・処理する「マルチモーダル能力」が高いことが世界的に評価されています。

従来のAIでは困難だった文脈の深い理解や、複雑な資料からの論理構成が可能です。また、断片的な情報処理によるミスのリスクを大幅に低減しています。

制作プロセスにおけるAI活用

人間の創造性とAIの処理能力を融合させています。

リサーチ・分析

市場調査や膨大な技術ドキュメントの要約、多角的な視点からのアイデア出しにAIを活用し、網羅的かつ客観的な分析を行います。

プランニング・構成

論理構成の整合性チェックや、ブレインストーミングの壁打ち相手としてAIを活用し、企画の強度を高めます。

制作・コーディング

ドラフト作成、コード生成、定型作業自動化にAIを用い、人間はより創造的で本質的な「価値向上」の作業に時間を充てます。

品質管理

誤字脱字の検出、コードのバグ探索、多言語対応のチェックなど、AIの機械的な正確さを活かした多重チェックを行います。

人間の責任と
品質保証

Human-in-the-Loop

情報の一次ソースへの遡及が困難になりつつある現代において、当社は「AIを信じすぎない」ことを徹底しています。AIはあくまで強力な助手であり、最終的な決定権と責任を持つのは常に人間です。

事実確認

AIが生成した情報に対し、人間が必ず裏付け調査を行います。

論理と倫理の精査

文脈の自然さ、論理の飛躍がないか、そして倫理的に適切な表現であるかを、経験豊富なプロフェッショナルが多角的な視点で精査します。

最終責任の所在

AIを活用して制作されたものであっても、納品物の最終的な品質責任は、すべて当社が負うことを自覚しています。

非AI制作

当社はAIの活用を推奨しておりますが、プロジェクトの性質やクライアント様のポリシーにより、AI利用に制限が必要なケースがあることも十分に理解しております。

もし、生成AIの利用制限や、特定のデータ取り扱いに関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。ご希望に合わせた制作体制を構築させていただきます。